婚活でのお金の話1 - ひとつふたつ

私の知人の男性でこんな人がいた。
当時その人は40代前半の男性で、
年収1,000万超
身長185cm
有名企業の管理職
タバコ吸わない
家は新築タワマン
車は外車(新車)
今すぐ結婚したい
いわゆるハイスペックな男性だった。
・・・なのに彼はモテない。
(今はどうなのかは不明だが)
なぜか?
それはお金の使い方に問題がある人だった。
彼は30代後半になっていよいよ婚活を始めた。
始めた当初は「まぁすぐ見つかるっしょ」
という感じで
「女はサプライズされたら喜ぶ」
という持論のもと
初っ端のデートから高級レストラン
サプライズの花やコスメのギフト
そんなことを5~6人にしたらしい。
「誰か一人は俺と付き合うと思うんだよね」
「一人に5万かけたらいけるでしょ」
しかし誰一人彼に振り向かなかった。
デート中の会話は何を話しているかは分からないため
会話の内容が悪いのかもしれないけれど、
会話の内容を知らなくても
「まぁそりゃそうでしょ」と思う人は多いだろう。
お金をかけても振り向いてもらえないと悟った彼の
次の作戦はこうだった。
「ランチ1,000円のとこでデートする」
「そしたらきっとお金目的じゃない女性が振り向いてくれるはず」
彼の仕事の昼に行く1,000円ランチのレストランが
彼の婚活スポットに変わった。
そして1,000円ランチを割り勘制にした。
案の定、振り向いてくれる人はいなかった。
「そりゃそうでしょ」という声が
多く聞こえてきそうな内容だけれども・・・
彼は真剣に悩んでいた。
「高いものを食べさせてもプレゼントしても、
安いものを割り勘にしても付き合えないってどういうこと?」
奢ってもモテず
割り勘にしてもモテない
彼は絶賛非モテ男子になっていた。